ヘッド自作(3)
粘土造形編



※ 紫色の文字は後から気付いた事等、追加の説明です。

 6月28日

10.首の穴を開ける。
 関節受けをよく乾燥させたら、ゴムとSカンが通る穴を開けます。
 関節受けの中心に穴の形を下書きして、彫刻刀と棒やすりを使って開けていきます。
 が、まだ粘土を盛ってから1日しか経ってなかったので、中の方が半生状態で、ちょっとボロボロになりました……(阿呆)
 石粉粘土は中まで完全に乾くまでに2〜3日掛かります。よく乾燥させてから開けましょう……
 とりあえず穴の形を作ったら、ボロボロになった所には木工用ボンドと水を混ぜてかなりゆるく練った粘土を塗り付けて滑らかに均しました。

11.表面を磨く。
 形が整ったら、磨き作業に入ります。
 スポンジペーパーでただもうひたすらやするだけです。
 ↑これは細かい部分を磨くための秘密兵器(笑)
 金属ヘラの曲がった先に、5〜4mm角に切ったスポンジペーパーを差し込んだ物。ペーパーが取れないように、ヘラの先に両面テープを付けてから差し込んであります。
 目が詰まったら新しいペーパーに取り替えて、使い終わったのは水洗いして干しておきます。
 差しこむ穴がボロボロになるまで使い回せます(笑)

 磨くと物凄く大量の粉が出ます。石粉粘土は水に溶けるので、水を含ませてやする事ができません。地道に掃除機で吸ったりや雑巾で拭き取ったりします。
※ 磨いた後、ヘッドに残った粉を筆で払ったりして粉塵を巻き上げてましたが、濡らして硬く絞ったタオルで磨くように擦ると、余分な粉が取れて、表面もツルツルになります。
 僅かな凸凹くらいならスポンジペーパーを使わずにタオルだけで綺麗に出来ます。

 ↓大体の磨きが終りました。

 表面はさらさらです。
 この時点でいろいろな角度から見て、凹んでいるところに粘土を盛ったり、歪んでいるところを修正したりします。

 内側とお皿も綺麗に磨きました。


 6月29日

12.クロスクレイで表面を仕上げる。
 表面仕上げもいよいよ最終段階です。
 大きめの平筆又は小さい刷毛でクロスクレイを全体に薄く塗っていきます。
 クロスクレイはゾル状でドロドロプルプルしているので塗り辛いですが、軽く置いていくような感じで乗せてから伸ばすと塗れます。
 表面を整える為の作業なので、顔とお皿の表面にだけ塗って、内側には塗りませんでした。
 塗りました。だいぶ筆の跡が凸凹しています。
 クロスクレイは割りとすぐに乾くので、その日の内に磨けます。
 #240〜#1200まで順番に磨いてツルスベにしました。
 ラドールも白いと思ってましたが、クロスクレイは更に白いです。窪みや傷にクロスクレイが詰まっているとそこだけ真っ白で、周りがオフホワイトに見えます。
 けっこう凸凹だったらしく、沢山まだらになりました^^;

 その後色々とバランスを確かめてたら首の関節受けの内側がかなり厚い事に気付いたので、大幅に削りました。
 彫刻刀では上手く届かない部分は、以前に衝動買いした安物のリューターで削りました。
 削り跡を軽くペーパーで軽くやすって、更に凸凹を隠すためクロスクレイを塗っておきました。


 7月1日〜2日

13.サフを噴く。
 使いかけの肌色某サフがあったので使おうと思っていたら見事に使えず。さすがに開封後一年半も放置した物は使えないらしいです^^;
 仕方ないのでMr.サーフェイサー1200(グレータイプ)を通販で注文。届くのを待つため1日間が空きました。
 クロスクレイで表面処理した後に更にサフを噴く理由は、型取りに使う油粘土の油分が染み込んじゃいそうなのを防ぐためと、表面の細かい繊維のケバケバを取り除くためです。
 石粉粘土は紙粘土に比べて繊維が少なくてやすり掛けが出来る、というのが売りの一つですが、それでもやっぱり繊維は含んでます。特に表面をやすり掛けするとそういうケバケバが飛び出してきます。
 サフを噴くと、ケバケバにまでサフがくっ付いて固まるので、軽くやすりを掛けるとポロポロ取れてくれます。
 なので、まず薄く噴いてケバを落とし、その後サフ→磨き→サフ…を数回繰り返します。
 灰色になりました。
 向かって右半分だけちょっと厚塗りになってしまいました^^; 二重が少し埋まっちゃってるので、この後彫刻刀で彫り直しました。
 内側も綺麗に噴きました。↑
 お皿も一度ちゃんと噴いたんですが、出っ張りの付け根の細かいヒビや溝が埋まるどころか逆に浮き彫りになっちゃったので、仕方なく上から粘土を盛りました。
 ついでに内側の凹みをちょこちょこ埋めて、更にシリコンにどのくらい再現力があるのか試すためにロゴのようなものを彫ってみました。↑「choco」と書いてあります。これもちゃんと出るんでしょうか。


 7月3日

 昨日盛ったお皿の内側が乾いたので軽くやすりをかけて表面を整えて、サフを噴き直します。
 サフの上に粘土ってちゃんとくっ付くのかちょっと心配でしたが、問題なくくっ付きました。磨いてサフを噴いたら完全に隠れました。後から盛り足す粘土にはボンドを混ぜればだいたい何処にでもくっ付くみたいです(笑)

14.仮組みする。
 MSDこはくのボディに乗せてみました。
 問題なくちゃんとセットできます。稼動範囲もMSD並にはちゃんとあります。
 アイも隙間なくはまってるし、バランスも悪くないです。
 実はウィッグを被せてみて頭の上がまっ平らな事に気付きましたが、もう面倒臭いのでこのまま次に行きます。まぁ、習作だから……(最低)
 粘土での原型製作はこれでおしまい。いよいよ次からシリコンで型を作ってキャストで複製して行きます。


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